勝負ランチ グルメと散歩、たまにガーデニング。あと、アート。

冷めやらん鬼スープ、支那そばや本店。心から「うまかったよ」。 勝負ランチ

冷めやらん鬼スープ、支那そばや本店。心から「うまかったよ」。

     
支那そばや戸塚佐野実01山水地鶏ワンタン
¥980

支那そばや
戸塚


「うまかったよ。」呟いてコインをカウンターに置く佐野実氏の顔は鬼ではなかった。あれから20年近く経ち、佐野氏もすでに他界され、双璧の大勝軒山岸氏もいない今、取り残された若輩の心の拠り所はどこなのか。まだ戸塚に鬼の魂はあるのではないか。
 生前にこられなかったことを悔やんでもしょうがなく、冬の深き晴天を選び戸塚の地を初めて踏んだ。

 開店には間に合わず外で10分ほど待つ。いよいよ胎内に脚を入れる。食券機前で深呼吸してボタンを押し、厨房を臨むカウンターに座す。平ザルで返される麺を眺めながら、佐野氏の影を探す。ああ、いた。カウンターの上からすでに睨まれていた。見てて下さい。一滴残らず食べ切りますから。

しょうゆワンタン麺」。優しい香りがする。しかし器の底には何かがひそんでいそうだ。スープをひとくち飲む。一閃、全身を駆け巡る感動。思わず上を見上げる。しかし佐野氏の目はピクリとも動かない。

支那そばや戸塚佐野実05支那そばや戸塚佐野実03

 美味いっ。具材には手をつけず、スープを半分ほど飲み続ける。熱い。まったく冷める気配がない。気迫か。とにかく美味い。

 麺は喉越し柔らかなストレート。真っ直ぐなそばだ。見た目よりモチっとしたコシ。うむっ。
ワンタン。必要だから創造されたのだ。余計なものは佐野氏は作らない。だからもちろん美味い。ワンタンをおかずに麺を食べる。至福のマリアージュ。

支那そばや戸塚佐野実02支那そばや戸塚佐野実04

 チャーシューはまるで神父。出会いも別れも知っている。うろたえない強さ。いと美味し。
思ったより麺の量がある。しかしこの冷めないスープの中でも伸びない芯の強さ。最後の一本までそれは変わることなし。

 最後は有田焼の丼ぶりを持ち上げて、スープを飲み干した。その時にまた目があうのだ。器の底に、鬼がいた。
 これが渾身の支那そばか。私もそれに応えるべく煩悩を捨てて相対した。しかし飲まれた気がする。その優しい一杯に。

 椅子から立ちつつ、心で言った。「うまかったよ」。ただしお店の方には敬語で「ごちそうさまでした」。さすがです、美味しかったです。
 佐野実氏に合掌、そして今後の「
支那そばや」の発展にスタンディングオベイション。

支那そばや戸塚佐野実06支那そばや戸塚佐野実07

最寄駅 JR・ブルーライン「戸塚」(神奈川県)
衛生感・落ち着き度 8
価格設定の適正度  8
料理の味・誠実度  9
好き度・リピート感 8

支那そばや」ホームページ CLIC → http://www.nrfood.jp/
支那そばや」オフィシャルブログ CLIC → https://ameblo.jp/sanominoru/
支那そばやラーメンデータベース CLIC → https://ramendb.supleks.jp/s/17309.html

支那そばや本店ラーメン / 戸塚駅

昼総合点★★★★ 4.5


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真冬でもキンキンに冷えたビール。

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悶絶メニュー。何度でも食べたい逸品。
グルメ度数 10点満点
●衛生感・落ち着き度 → 居心地や対応の良さの度合い
●価格設定の適正度 → 素材や調理法と価格の釣り合い
●料理の味・誠実度 → 美味しさと作り手の誠実さ
●好き度・リピート感 → その土地に再訪する時の高揚感
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