日替わりランチ¥1,000ビアレストラン ランチョン神保町 若い頃に先輩に連れられて、こんな高いお店で飲むなんて大人だなあ、と。あれから数十年の間に今日まで、訪れたのは1回だけ。そろそろ自分もいい大人。こんなお店で
ランチを取ってもいいのではないか、と思い立ってやってきました。
神保町の
ビアレストラン「
ランチョン」、1909(明治42)年創業の
老舗洋食屋です。
入り口で日替わり
ランチの内容を確認し、それ以外絶対頼まない決意で2階へ上がっていきます。大きな窓際、小宮山書房を見下ろす特等席に座ります。
メニューは見ないことにします。「ランチビール」があることを知っているんです。そんな文字を見たら、二度とシャバの空気を吸える自信がないからです。飲んじゃダメだ飲んじゃダメだ。
ランチもディナーもメニューはほとんど同じです。グラタン、ステーキ、ムニエル、フライ、オムレツ、カレー…洋食の王道が勢揃いしています。だから、メニューなんて下手に見ると10分以上オーダーを悩む事になります。だから、日替わりランチがいいんです。
しかも! オーダーから2分で配膳されました。日替わりの特権です。周りの方たちは名物のメンチなどをオーダーしていますが、私が食べ終える頃にようやく配膳されていました。日替わりで、当たり!


内容は、チキンカツと茄子のグラタンのセットでした。チキン、さすがに柔らかくて美味しいです。配膳時間からして作り置きですが、もともと衣も肉もしっかり作られているのだと思います。ナイフでカットする感覚、洋食の醍醐味ですね。
グラタンは…茄子? どこに茄子が? 相当小さくカットされているのかしら。目立つのは、おそらくつぶ貝と思われる貝。これがいい。コリコリ。ソースはベシャメルソースではなくトマトソース。なのでグラタンというより「マカロニとつぶ貝のトマトソースグリル」です。やはりベシャメルソースじゃないとグラタン感は出ませんねえ。でも美味しかったです。
テーブルに備えてあるサラダドレッシングが思いのほか美味しかったので、レジで1本ドレッシングを買い求めました。
なんか、大人風のランチを楽しんだつもりですが、私がいただいたのは一番安価なランチ。まだまだオトナじゃないんですね。やっぱり、昼からビールを飲んでこそ、オトナなんでしょうね。
ごちそうさまでした。

最寄駅 都営・メトロ「神保町」(千代田区)
衛生感・落ち着き度 8
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 7
好き度・リピート感 7
「ランチョン」ホームページ
CLIC → http://www.luncheon.jp/ランチョン (ビアホール・ビアレストラン / 神保町駅、新御茶ノ水駅、御茶ノ水駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8