肝 三種盛り¥大衆割烹 あら川富山県
富山市
飛び込みで入店しました。ありゃっ! カウンターもテーブルも全て「予約席」の札が立っています! アイヤー! しかし、カウンターの端っこだけ空いていました。やった! 滑り込みセーフ。この後予約無しで入店してくる客は全員断られていました。すみませんね。ホッ。
2階もあるようですが、2階こそすべて予約客が吸い込まれていきます。人気ですねー。
さて、
富山の海の幸を。
「
富山湾の三点盛り合わせ」
がんどぶり、
白えび、
サス昆布〆の3種類。「ガンドブリ」は
富山・石川の呼び名で、ブリに成長する手前の60-80cmの大きさのものです。「
サス」はカジキのことで、昆布〆は富山名物です。シメた
サスは身が引き締まり、歯応え抜群。昆布の出汁もよく染みて、淡白な白身に深みを与えます。
特筆は、
白えび。なんでしょう、この甘さ! 2時間でも3時間でも食べ続けていたいです。ケチケチ、チビチビではなく、箸でゴッソリいただきます。うーーん。

富山湾の三点盛り合わせ ¥2,100「赤いか刺」
これまた、甘い! とろける食感。舌まで一緒にとろけて飲み込んでしまいそう。うーーん。
赤いか刺 ¥1,300「黒部名水ポーク 豚串焼き」
思わず「何、そうきたか!」と言葉が出ました。ただの塩焼きで、この味ですか。塩! これに秘訣がありそうです。肉も香ばしく柔らかく。あまり味わった事の無い串焼きです。富山は、山料理もすごいのか。
「牛すじ土手串」
カウンターの大皿で見つけたのでオーダーしました。これ、上品な土手串です。甘みとしょっぱさがちょうどいいバランスの煮込み汁にずっと浸かっていたわけです。で、柔らかい。これはオススメです。

黒部名水ポーク 豚串焼き(2本) ¥700 牛すじ土手串(2本)¥500「肝 三種盛り」
極めつけはこれ。カワハギの肝、うなぎ肝のにこごり、
のどぐろの肝。美しい肝部、絶景なり。ここからは解説不能。素晴らしきこの世界。
ただ、大好物ですが高価でなかなか手を出しづらい「
のどぐろ」、これの肝だけを食べたのは初めてです。なんというか…、逢った瞬間に告白してしまうくらいの、アレです。これは、イイ。もちろん料理として提供するにあたり相当ちゃんとファンデーションしていると思います。これは東京では食べられないだろうなあ。
肝 三種盛り 手前は「のどぐろの肝」 大衆割烹という冠の通り、かなりリーズナブルに提供してくれます。ただし目利きも料理も手を抜いていません。富山の「ホンモノ」を安価で食べたいならここ「あら川」さんです。予約は必須でしょう。
ごちそうさまでした。

最寄駅 JR・富山地鉄・富山ライトレール「富山」
衛生感・落ち着き度 6
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 10
好き度・リピート感 8
「大衆割烹 あら川」ホームページ
CLIC → http://www.wildriver.jp/大衆割烹 あら川 (割烹・小料理 / 新富町駅、電鉄富山駅・エスタ前駅、電鉄富山駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3