牛スジ¥320おでん ちょうちん神楽坂 金曜の夜、約10年ぶりにダメ元で訪問しました。いっつも混んでますからね。開店5分後でしたが、やっぱり予約を含めて満席。あきらめかけているとマスターが「18:30まででいいなら」と。いいですいいです。お願いします。通された席は4人がけテーブル。満員の中、私だけ超余裕の配席。申しわけありません。18:30とはいえ10分前には席を空けないと。では80分限定のモグモグタイム開始です。
おでんはもちろん、とにかく魅惑のメニューが目白押し。ぶりのカマ焼きなんて、1人で食べきれませんよ…。油淋鶏なんて、こんな短時間で食べきる自信ありませんよ…。そうなると、やっぱり王道の
おでんで攻めるしかありません。盛り合わせではなく、バラでオーダーする時はメモ用紙に書いて店員に渡します。あと焼き鳥を頼んでおきましょう。
おでんは、大きな器に盛られてきましたが、牛スジだけは後から供されるそうです。まずは、大根、昆布、玉子、袋(もち入り巾着)を。出汁は薄口、関西からの逆輸入。いわゆる関東煮(かんとだき)。江戸ですねえ。マスターは徳島出身らしく、関西の味を
神楽坂に持ち込んで勝負してきたんですね。これが大当たり。
遅れて出て来た「牛スジ」は、だし汁ではなく濃い口醤油。アツアツの配膳です。おわっ、トロトロのスジ。スジ、トロトロ。俺がトロトロ。しかもデカイ。俺は…。いやしかしこれはスペシャルです。うーん、美味い。
焼き鳥もいい。柔らかい正肉です。長ネギ焼きといコンビです。
時間がないので、そろそろ好物を。「えんがわの網焼き」です。網で炙りましたが生でも食べられるので、温かいうちにお召しがると美味しいですよ、とのことでした。では早めに。な、なるほど。こんなまろやかな「えんがわ」があるなんて。脂感たっぷり。酢醤油と辛いもみじおろしがよく合います。4切れですが、この脂感は4切れでちょうどいいです。食べ過ぎるともたれる可能性がでてきます。いやあ、こりゃ美味い。
時間がきたので、スゴスゴとお会計です。次回は
おでんをあきらめて、別の肴でお腹を埋めていきたいと心に決めました。魚介を堪能しなければ。帰り際、マスターが「テーブルですみませんでしたね」と。とんでもない、いや確かにカウンターに座りたかったのは事実ですが、4人テーブルを占めてしまった私こそすみませんでした。
家に帰って来て、溜まっている録画番組を見ようとリストを見ていると…あれっ!? 「
ちょうちん」の文字が! なんと「
夕焼け酒場」の「
ちょうちん」ロケの放送が、先週あったんですね。さっきまで居たお店の映像を見始めます。あー! このダンディなマスターと、さっき話した! なんか不思議な感覚です。

おでん もろもろ えんがわの網焼き ¥600
焼き鳥 ¥300 長ネギ ¥150 お通し

最寄駅 JR・都営・メトロ「
飯田橋」(新宿区)
衛生感・落ち着き度 6
価格設定の適正度 8
料理の味・誠実度 8
好き度・リピート感 8
ちょうちん (居酒屋 / 飯田橋駅、牛込神楽坂駅、神楽坂駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0