鶏モモとピーナッツの
四川風炒め(宮爆鳥丁)¥980知音食堂池袋 ずっと来たかった
四川料理店です。平日の夜、地下のお店に潜入してみました。人気の店と聞いていたのですが、意外と空いていました。ところがこの後30分くらいの間に、ほぼ満席なるほど続々入店してきました。やはり噂にたがわぬ人気店でした。しかもネイティブのお客さんが多い事に、期待が持てます。
メニューを見て、すぐにオーダーが決まる人は少ないです。私もそうですが、長いグループで10分くらいあーでもないこーでもないと迷っています。すべての料理が魅力的すぎる! ようやく決めました。一品一品のボリュームが多そうなので、全部少なめにできるかと聞いたところ、できるそうです。ずべて70%で出します、とのことでした。ありがたい。これで3品に増やす事ができます。しかし値段はどうなるのでしょうか? 大阪のおばちゃんのように交渉すれば良かったのですが、私にはその勇気が…。
メニューに「辛さランク」が、唐辛子マークで表示されています。0本〜3本です。もちろん3本表示が一番辛いわけです。バランスを考えて注文しなければ、大変なことになりそうです。
オーダーするまでには時間がかかりましたが、
四川料理は調理が早いのですぐ出てきます。これも中華の魅力のひとつです。
まず「鶏モモとピーナッツの四川風炒め」。メニューの辛さランクは「1」。美味しそう。いや、美味しい。そして、辛い。鶏とナッツの絡みはいいですね。辣の辛みが先にきますが、よく味わうと後からほのかに麻のしびれ感もきます。このバランスがいいです。ナッツの甘みがありがたいです。
続いて「海老の辛味噌炒め」つまり海老チリ。辛さレベルは「0」。しかし、これゼロではないでしょう! 辛いですよ。ただ上品な辛さです。特筆は、ケチャップ感がまったくないことです。お店によっては例え有名店でも、トマト味が強すぎたり、餡が多くて甘過ぎたりしますが、ここはそれらと一線を画します。ピュアな辛さ。甘みは、海老そのものだけです。酸味もほぼ無し。これぞ四川。中国にいったことはありませんが。とにかく、美味い。例えパナメイだとしても、これは美味い。
そして「四川風牛肉炒め」を。む。これは…少し苦手な味が混ざっていました。おそらく、コリアンダーパウダー。パクチーやシャンツァイが苦手なんです。それさえなければ、相当美味しいのですが…。しょうがない、食べます。美味しいんですけどねえ。いえ、美味しいです。辛さレベルは「1」。四川の家庭料理に近い味だと勝手に思いました。お店全体が、台湾などの中国文化圏の雰囲気があるんです。牛肉が家庭で出るのかというと疑問ですが、アジアの料理の感じが一番感じられる料理でした。
結局、少なめの料理でしたが価格は据え置き。安くはなっていませんでした。甘くはないですね。四川ですから。
しかし美味しいお店を発見できました。いろいろな人に紹介したいお店です。辛くて美味い、
池袋の地下基地でした。ごちそうさまでした。

海老の辛味噌炒め(魚香蝦仁)¥1,680
四川風牛肉炒め(蒙古牛肉)¥1,280最寄駅 JR・メトロ・西武・東武「
池袋」(豊島区)
衛生感・落ち着き度 5
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 8
好き度・リピート感 8
知音食堂 (四川料理 / 池袋駅、東池袋駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0