白身魚のフュメドポワソンと鶏清湯¥1,200麺庵 小島流板橋本町到着するとすでに店外に4名並んでいます。今や板橋で3本の指に入る人気店かも知れません。初訪問になります。無化調
ラーメンを堪能しましょう。
店内はカウンター6席とテーブル1卓2席の計8席、ささやかな空間です。ほとんどのお客さんが2人組なのは偶然でしょう。厨房では、
イタリアン出身のマスターが丁寧に落ち着いた手さばきで調理しています。したがって、オーダーから配膳までは少々時間がかかります。普通の
ラーメン屋と同じに考えず、上質な
イタリアンと考えた方が良さそうです。
さて、注文した限定
ラーメン「白身魚のフュメドポワソン」がやってまいりました。ベースは醤油にしました。トッピングは白身魚は真鯛と舌平目、レア仕上げの豚肩ロースと鶏むね肉、筍の穂先、クレソンです。スープは澄んだ鶏スープが醤油に染まってブラウンに。まずはビジュアルが上品です。一見、麺の量も上品な感じに見えて、トッピングとのバランスを整えるのが難しそうに見えましたが、食べ進めていくうちにボリュームがあることがわかりました。丼の形による錯視でした。
麺は三河屋製麺だそうです。黄みを帯びたストレート麺。コシがあり、薄口ながら深い味のスープを適度に絡みとり、美味しいです。
白身魚は、始めは刺身として味わい、時間が経つにつれて熱が通り、3枚目の舌平目は煮込み鍋の味わいです。
第一、フュメドポワソンてなんだろう。と調べたところ、フュメ=出汁のことで、白身魚のあらや野菜、白ワインなどで煮込んで作る出汁だそうです。フランス語でした。つまりマスターは、
イタリアンの枠におさまらず、フレンチの要素まで
ラーメン界に持ち込みました。研究家ですね。鶏スープとフュメドポワソンでこれほど深いスープができるとは。
もしかしたら、海をルーツに持つ食材に合わせて「
塩」味を選択するべきだったか。醤油でも相当美味しかったですが。
非常に端正な
ラーメンをいただきました。ごちそうさまでした。

鯛の刺身
鶏清湯 塩ら〜めん ¥750最寄駅 都営三田線「
板橋本町」(板橋区)
訪問時間 11:50
待ち時間 10分
衛生感・落ち着き度 6
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 8
好き度・リピート感 7
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ラーメンデータベース小島流 (ラーメン / 板橋本町駅、板橋区役所前駅)
昼総合点★★★★☆ 4.1