カシラ¥130(1本)大松屋埼玉県
東松山市
やきとんのジャブロー、
東松山に潜入しました。戦後の食糧難の時期、
東松山では豚の
カシラ部位を庶民に提供することを発案、こちら
大松屋の初代ご主人が韓国出身の利を活かして辛味噌を塗って提供したところ、これがプラチナヒット。
東松山は以来、
焼鳥、正確にいえば「
やきとん」の聖地となった、というヒストリーです。
大松屋は1956(昭和31)年の創業とお聞きました。
みそだれは、白みそをベースに、唐辛子、ニンニク、ごま油、みりん、果物、多くのスパイスをブレンドして、各店舗でオリジナルの伝統辛味噌を創っているとのことです。また、市内30軒の店が加盟している「
東松山焼鳥組合」が豚の
カシラを共同購入しているそうです。実際には市内に100軒以上
焼鳥屋があるそうです。そんなに需要があるのだろうか…。
さて、
大松屋ののれんをくぐりました。カウンターが店の端から端まで延びています。横に長い変則コの字カウンターです。そのステージのセンターを取っているのが、焼き担当のおばあちゃん。この方が女将さんでしょうか。その他2名、注文や配膳をしています。
座るとまず飲み物の注文、と同時にホーロー鍋の辛味噌タレ、と角皿1枚。これが例の
みそだれか…少し感動。で、黙っていても
カシラが2本、お皿にのせられました。どうやらストップをかけるまで
カシラは順次配られるようです。どれ、
カシラを。まずノーみそで一口。コリコリ感と柔らかみが同居していて、うんまい!で、
みそだれをなすりつけて一口。おう、これもいい。そんなに辛さは強くなく、結構たっぷりつけても大丈夫。
次にP白とレバーを注文しました。PトロやP白の「P」って何でしょう? おそらく、pigかporkのアタマをとったのでしょう。レバーは少し焦げ過ぎか、と思いましたがそんなことはなく、むしろ焦げがいい風味になっています。P白は、何も言わなかったのですがタレでした。ハズレると口の中にいつまでもくちゃくちゃ残りますが、こちらのシロはそこまでではありません。あごと歯茎が少し疲れはしますが、良質な方です。味は美味しいです。これは
みそだれ無しの方がいけると思います。次にカシラが運ばれてきたところで,ストップをかけました。
ちなみに、カシラ以外は忘れられることもあるので、催促時間も含めて早めに注文しておくことをオススメします。
東松山の本丸「
大松屋」。自分のペースに持ち込むのは難しいですが、さすがカシラは美味しいお店でした。さて、もう一軒、行ってみます。



カウンターの辛味噌 P白 ¥130(1本)
レバー ¥130(1本)
最寄駅 東武東上線「東松山」(埼玉県)
訪問時間 16:40
待ち時間 0分
衛生感・落ち着き度 2
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 6
好き度・リピート感 6
大松屋 (焼き鳥 / 東松山駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8