馬刺(赤身)¥880親方板橋 小豆沢
中山道沿いにずっと気になるお店があり、意を決して訪問しました。看板には「うまい肴 酒 めし」とあり、「
親方」という屋号のお店です。外観からは、新しいお店なのか年季が入ったお店なのかよくわかりませんでしたが、入店すると新しめの綺麗な内装でした。お伺いすると、オープンは12年6月ということです。もうすぐ3周年ですね。
すべての空間が
焼酎の瓶で間仕切りされており、九州の味を提供してくれるお店ということは一目瞭然です。メニューを見ると、さつま揚げ、馬刺、地鶏など南九州のものから、チャンプルーや豆腐ようといった
沖縄のものまで、多くの南国メニューが揃っています。
大旦那が
沖縄出身、女将さんが
鹿児島出身とのことでした。納得です…。ということは、屋号の読み方は「うぇーかた」だと察します。
他にもいわゆる居酒屋メニューや鮮魚など、豊富な献立です。祝日の訪問なので残念ながら仕入れができなかった魚もありましたが、それをカバーするに充分足りるラインナップです。
トロほっけ焼は、適度に脂がのって美味しい縞ほっけです。ほっけの善し悪しは、背骨をバリバリ食べられるかどうかです。いいほっけは焼きボーンとしてバリバリいけますが、一口食べて口の中で消化できないような骨のほっけは、やはり身もそれなりです。北海道の真ほっけには及びませんが、ここのほっけはその中間で、これなら良しとしましょう。身は若干水っぽく感じますが、価格も含めその辺の居酒屋と比較すればかなり上等と言えます。
特筆は、馬刺です。2種類あって、バラ肉の「フタエゴ」と、赤身があります。フタエゴは脂が濃そうなイメージがあるので、赤身にしました。これが大正解、赤身でも充分脂がのって、美味しいです。そして、両サイドに添えられた生姜とニンニクが、更に旨味を引き出してくれます。いいニンニクです。肉厚な馬刺、これはオススメです。
他にも、海鮮丼、パスタなどを好みに合わせて作ってくれるようです。おにぎり
や焼きそば、焼うどんもあります。言えば何でも出してくれる感じは、漫画「深夜食堂」を彷彿させてくれます。
この立地にしては安価なお店ではありませんが、それ相当の料理を提供してくれます。お客さんも多いようです。いいお店を見つけた夜は気持ちがいいですね。

間八(かんぱち)¥850
とろホッケ ¥980 鶏あぶり焼 ¥630
お通しの鴨と大根オイル

最寄駅 都営三田線「
本蓮沼」「志村坂上」(板橋区)
訪問時間 18:40
待ち時間 0分
衛生感・落ち着き度 8
価格設定の適正度 6
料理の味・誠実度 7
好き度・リピート感 7
CLIC →
「KITCHEN 親方」ホームページKITCHEN親方 (居酒屋 / 本蓮沼駅、志村坂上駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8