天丼¥600天丼 いもや神保町変わらず
神保町ランチの中心的存在である。いつも店の外まではみだす行列。おススメタイムは11:30までの入店か12:40分頃。12:40は週に2回程度この時間に列が短くなることがある、という感じ。とんかつ
いもやより回転は速い。
さて、シンプルな注文を済ませて空席を待つ。メニューは
天丼とえび
天丼のみ。黙っていれば
天丼になる。着席すると1分程でしじみの味噌汁が置かれる。その2分後には丼ぶりが。この間、無駄がないマシンのような店員の動きに注目である。昔メインでフライヤー担当されていたマスターがまだご健在なのが嬉しい。今日は若旦が揚げているようだ。
コロモがいい。わざとらしいサクサク感ではなく、自然体のしっとり感がたまらない。ご飯は私好みの少し柔らかめ。タネは、イカ・海苔・キス・海老の4点。はやる気持ちを抑えるなら一口目はキスの尾側がいい。ご飯が多いので一口を少し多めにほおばり、その中にタネを泳がせる。そうすると食べ終わりの着地がきれいに決まるのである。
タレについては、ご飯とのカラミを中心に考えると少し味が薄いと感じる。しかし、天ぷらとの相性を考えると、抜群の濃度である。私がいう濃度とは甘味のことだ。一体どちらが正解なのか。スマートなモデルと
グラマーな読モ、どちらが美しいか?私はよくミスジャッジを……そんなことはどうでもいが、私は基本的に「メシ」に合うタレが好きだ。だから、もう少し
グラマーなタレが好きだ。でもスレンダーなタレが嫌いなわけでもない。
味噌汁のしじみは、ひとつ残さずすべて殻から剥ぎ取って食べるのが私の流儀。これも邪道なことと充分承知している。
心に迷いがあるとき、
いもやのカウンターに座り、自分の性格を反芻するのも悪くない。ストイックな
ランチであった。
もう20年以上の行きつけになるが、いつも服の香りで
いもやに行ったことがバレてしまうのが少し恥ずかしい。


最寄駅 都営三田線・メトロ半蔵門線/新宿線「
神保町」(千代田区)
訪問時間 11:40
待ち時間 8分
衛生感・落ち着き度 7
価格設定の適正度 9
料理の味・誠実度 8
好き度・リピート感 9
天丼 いもや 二丁目天丼店 (天丼・天重 / 神保町駅、九段下駅、水道橋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.2