ホキ美術館千葉県土気千葉の中心に位置する
土気に、
ホキ美術館はある。住宅地の中ではあるが、道路を挟んだ南側は広大な敷地の森林公園が広がっている。
コンクリ打ち放しで、直方体と曲面をあわせた幾何学的な造形の
建築だ。設計は日建設計が担当している。アプローチ、エントランス、展覧館内などすべて、スロープや広さの確保などユニバーサルな配慮がある。館内は白を基調色とし、外観と同じくゆるやかな曲面がすでに順路の方向を示している。サインはエンボスになっていて、陰影を利用した美しいサインだ。
常設展・企画展は、
写実絵画が中心である。施主の保木将夫氏のコレクションによる。森本草介、野田弘志、中山忠彦など日本の
写実界を代表する作家の作品が多数展示されている。
中でも印象に残ったのは、原雅幸の風景画、森本草介の裸婦画などだ。写真と違い、現実より理想に近いものを表現する技術と、描かれた風景や人物の空気感や質感、量感に思わず声が出る。
併設のイタリアン「
はなう」での食事もいい。



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