中銀カプセルタワービル銀座8丁目黒川紀章1972
黒川氏の
メタボリズム思想を表現したビル。エレベータや空調・水道などの設備はビルの中心部に集め、周囲にコクピットのような
カプセルを構成している。1つの
カプセルは10㎡程度で、エアコン、冷蔵庫、SONYのテレビ、ベッド、収納などが
ユニット装備されている。現在も住民が生活していて、家賃は6万弱だそうだ。
カプセルを覗くと、生活品を置くスペースはない。実験的な提案住宅だが、ホテルならともかく住民の生活スタイルが決まって同じになることに私は窮屈さを感じる。
カプセル単体は仮設住宅的な可能性も持っている。

北浦和公園内で公開されているカプセル