戦後日本住宅伝説 展2014.8.16埼玉県立近代美術館北浦和
美術館前に大きな噴水があり、2時間毎に派手な噴水ショーがある。少女もびっくりの噴水はライトアップもあるらしいので夜も見たいところだが、なかなか。
企画展は、戦後から1970年代を中心に建設された日本のコンセプチュアルな住宅建築を、現在の視点であらためて特筆する企画だ。すべて世界に誇れる建築、世界に誇る建築家である。
印象に残った建築をいくつか。例えば
毛綱毅曠の「反住器」。厳寒の北海道に年老いた母のために建てたという建物は、攻撃的ながら暖かみのある開放的な空間。生活感のない造形処理とも見えるがお母さんがいい具合に生活家具を適当に散らして、生きた空間が出来上がっている。
また、下の写真の
東孝光「
塔の家」は1967年竣工。敷地面積6.2坪、約20平方メートルの狭い立地に地下1F地上5F建て鉄筋コンクリート打放し仕上げ。並外れた造形能力が成し遂げた生活空間だ。



東孝光「塔の家」 安藤忠雄「住吉の長屋」1976
伊東豊雄「中野本町の家 White U」1976他にも白井晟一「虚白庵」や、食う寝る排泄するを生活のコアとして依頼された増沢洵「コアのあるH氏の住まい」など、斬新なコンセプトを豊かな造形力で解答する建築家の神髄を一堂に介した展示だ。
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元気ですか?久しぶりですね。
この4月からなんとか古巣のデザイン科に戻れました。
またいつかお会いできるといいですね。
建築オタクにはオススメの展覧会です。
ご家族皆様によろしくお伝え下さい。