新潟県長岡市2014.7
夏の
長岡は暑い。
信濃川の雄大な流れがひとときの涼を与えてくれる。



長岡造形大学を訪問。デザインと建築、ランドスケープに特化した教育を行っている。この4月から公立になった。駐車場がやたら広いのは
新潟では車中心の生活であることがうかがえる。バスの本数が少ない意味がわかる。バス待ちは暑くてまいった。校舎はコンクリ打放しでひんやり。吹き抜けを巧みに使い、コモンスペースも広く、普通にベルトイアのダイヤモンドチェアやブロイヤーのワシリーチェア、倉俣史郎のハウ・ハイ・ザ・ムーンなどが置いてある。うーん。いい環境で学生は学んでいる。先生方は、みなさん
新潟愛を多分にお持ちで、県内の様々な場所や団体と協力して研究授業を行っている。
信濃川のほとりに建つ旧
中島給水塔。1927(昭2)年建設、給水塔設計の旗手、中島鋭治氏の設計。
長岡の生活を支えてきた誇りが感じられる佇まい。夜はライトアップされる。一時、ライトアップを止める決定がなされたそうだが、
信濃川を挟んで建つ日赤病院の入院患者から、あの灯を消さないで欲しいとの申し入れがあり、復活したそうだ。AKB48の「So Long!」のプロモーションロケ地。

長岡市内は明日から始まる「
長岡大花火大会」で盛り上がっている…と思いきや人通りはまばら。駅から300mも歩けば寂れた商店街が。しかしよく見ると細々と営業している。が、シャッター通りもある。次の日、どこからこんなに、と思うほどものすごい人の数。踊り子さんたちも大挙押し寄せて大盛り上がり。私は宿がとれなかったので、新幹線で帰京。随所に冬の生活の大変さをうかがわせる長岡だった。