E定食 ウィンナー玉ねぎ¥950ぱっくん板橋 蓮根 蓮根のL形小径をのぞくと「
ぱっくん」という洋食
喫茶がありました。1979年創業、今年で40年目を迎える老舗なんですね。そして「
ぱっくん」にはかわいいキャラクターがいるんです。この緑髪の少年キャラがちゃんとCIとして機能してます。

店構えからは何となく「
蓮根愛」を感じます。静かに扉を開けるとマスターとママが厨房から迎えてくれました。
喫茶ともレストランともバーとも区別が難しい店内の造りです。カウンターの感じからして、夜にお酒を楽しみながらピッツァや洋食をいただくお店かと思います。
メニューは、トースト、ピッツァ、パスタ、ピラフ、サンドイッチを中心としたラインナップです。すでに中心が何だかわかりませんが…。私は、外ではあまり食べないのですが実はトースト好きなんです。じゃあたまにはトーストでも…と思ったら、メニュー表の最後のページに魅惑の献立が。写真の通りです。ピッツァやトーストを押さえて私が選んだのは…?
飲み物はコーヒー、ソフトドリンク、フロートなど純
喫茶メニューが多数揃えてあります。のんアルコールパーティでもするならこの店は相当楽しいと思います。しかしメニューの端っこに小さく「瓶ビール」「ジンフィズ」の文字発見。純
喫茶ではありませんでした。
「E
定食 ウィンナー玉ねぎ」¥950

これでしょう、ここのイチ推しは。と勝手に解釈してオーダー。ものすごいセットですね。トレイが一杯です。味噌汁の具材はなんとポーチドエッグ! 黄身は固茹でですが。トレイ全体で、昭和の家庭科の授業で習った栄養素のすべてが揃っています。現代はいろいろな研究者の説があるので六大栄養素神話は勢力を弱めているかもしれません。
繊維は根菜で、タンパク質は卵と肉で、塩分は味噌汁で、糖分はお米で、緑黄色系栄養はサラダと漬け物で、脂質は炒め油で。細かくいえばなんとかBとかカロチンだとかナトリウムだとかいろいろな栄養素があるわけですが、それらのほとんどがこのトレイに乗っているのではないでしょうか。

メインは玉ねぎとウィンナーの炒めです。ウィンナーは日本の呼び名で世界的にはソーセージと呼び名が一般的のようです。ここで使われているのはセミドライソーセージに近い食感のものです。反り返りが大きいです。単体で塩っ気が多いですね。
対して、玉ねぎは今スーパーでも新玉ねぎが出回っていて、これもその甘さの恩恵を授かった美味しい玉ねぎです。おそらく2分の1カットは使っています。甘さと塩っ気がいい具合に混ざり合って、これに油が絡んで、箸の回転が自然と早まっていきます。これがご飯に合わない訳がないんです。美味しいおかずです。喫茶店であることを忘れる素敵な
定食です。
味噌汁の卵が意外とお腹にたまり、もちろんソーセージ玉ねぎも結構な量なので、お腹一杯になります。この満足感と価格のバランスは絶妙です。
サンドイッチの具材も事前にすべて下ごしらえしてあり、マスターの職人気質が見えます。変な言い方ですが、喫茶にしておくのがもったいないお店です。ワインでも出したらさらに人気が出そうな気がします。次回はトーストをいただこうと思います。
ごちそうさまでした。

最寄駅 都営三田線「蓮根」(板橋区)
衛生感・落ち着き度 6
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 6
好き度・リピート感 7
「
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http://packun.com/#id0「
ぱっくん」twitter CLIC →
https://twitter.com/mypackunぱっくん (喫茶店 / 蓮根駅、西台駅、志村三丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6