チャーハン¥550園春 そのはる板橋 志村坂上 志村坂上はまさに坂の上。小豆沢体育館東側、崖が始まる交差点に「小豆沢商友会(小豆沢体育館通り)」の砦「中華・定食
園春(そのはる)」があります。この「小豆沢商友会」は200m以内に
中華料理屋が5軒ひしめく隠れた大激戦区。個人的にはその5軒では最後のお店になります。ようやくコンプリです。
初老のご夫婦で営む小さなお店です。カウンターには窓から冬の暖かい陽気が入ります。メニューは壁にすべて書かれています。なるほど、
町中華とくくるには定食が充実しすぎています。ラーメンや
中華料理の多い「定食屋」ですね。
チャーハンが550円で玉子チャーハンが500円か…チャーハンの方がぜいたくなんだな。ではそのぜいたくな方をいただきます。
お客さんは固定客が多いようです。女将さんがそれぞれにポソッと話しかけていますから。

「チャーハン」¥550
まん丸い盛りのチャーハンです。おたま、結構大きいんですね。作るところを見ていたのですが、中華鍋の振り方とおたまの返し方を見て、パラパラ系だと思いました。ドームを崩して食べてみると、やはりパラパラなんですが適度にしっとりしています。ちょうど中間くらいでしょうか。でもその中間というのが一番作るのが難しいのでは? ということは、ご主人はかなりの腕前。
具材は、小さなチャーシュー、ねぎ、玉子、そしてナルト。昔ながらのチャーハンです。とてもいい食感のお米。油の量も適切。いい塩加減。よしっ、大正解だ。美味いチャーハンだ。

多くの客は、TVを背にして食べることになります。このTVはご主人と女将さんが見るためにあるのでしょうか。すべてのお客さんへの調理が終わると、ホッとしたようにご主人は厨房から、女将さんはフロアの卓に座って、昼ドラを見始めました。やっぱり笑。
およそ8分で食べ切りました。腹が減ってたんです。パラパラ系チャーハンは、最後の一口を上手くレンゲに載せることが難しいんです。このチャーハンも結局皿から直接ほうばってフィニッシュです。む。美味しかったです。
熟練のチャーハンです。この通りの4軒の中では一番美味しいといえるかも知れません。「銀龍」と勝負、ですね。ごちそうさまでした。

最寄駅 都営三田線「志村坂上」(
板橋区)
衛生感・落ち着き度 5
価格設定の適正度 8
料理の味・誠実度 7
好き度・リピート感 6
園春 (中華料理 / 志村坂上駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8