うな重 特上¥3,100とらじろう板橋 大山 風邪の快気を祝して
鰻を食べようと、
大山ハッピーロードの最北端にある「
とらじろう」に来ました。2005年から縄のれんを掛けて営業開始、以来毎朝活きた
鰻を厨房でさばいているそうです。老舗だけが
うなぎ屋じゃない。こういうお店こそ楽しみです。
17:15、店内に入るとまだ席は空いていましたが、なんとほとんどの席にリザーブ札が! 人気なんですね! かろうじて着席できました。あぶないあぶない。まずは生ビールをいただきながら、メニューを拝見します。
厨房では、大将が実直に火の管理をしています。すでに目が炎のようです。これはこだわりの料理がいただけそうですよ。
「う巻き」¥800
大将直々に運んでいただきました。中の方はトロトロの卵焼き、中心に
うなぎ様。甘過ぎずいい出汁、
うなぎも美味しい。いきなりいいぞ。3皿くらい欲しいところです。


「きも焼き」¥500
大ぶりですね。お、そんなに苦みがない。下ごしらえが丁寧ですね。プリプリの食感。ああ、これもいい。キモ好きじゃない方でもこれなら大丈夫かと思いますよ。
「白焼き 並」¥1,850
鰻の産地をえらそうに聞く事はしませんでした。頭で考えて食べるのではなく舌で感じればいいんです。考えるな、感じろ。調理の腕が確かなら、産地に関係なく美味しいのです。これが庶民の食の楽しみ方です。
おお。白焼きなのに、白くない。夢だけど、夢じゃない。よく焼き、ですね。表面カリッ、中身フワッ。美味っ。わさび、合うっ。焼き方、どうなっているんでしょう。厨房が見えない席なのです。大将、美味いですよこれ。
「うな重 特上」¥3,100
値上がりの表示がありました。かといってそれに左右されてランクを落とすことはしませんでした。私には珍しい決断です。
ちゃんとタイミングをみて配膳してくれました。さあ蓋を開けますよ。
…。お…。おお…。
うなぎだ。ご飯が全部覆われてみえないほどの、
うなぎだ。フフ。特上って、こうなってるんですね涙。嬉しい。では失礼して。
…。お…。おお…。美味しい…。大将、美味しいです。少し硬めのご飯。甘みを抑えたタレ。そしてフコフコの
うなぎ。ブルドーザーのように食べましょう。チビチビ喰うのは粋じゃない。年に数度のうな重です。ガツガツいくぜ。…ああ。美味しい。ガツガツ。ああ。美味しい。

この集中力を仕事に活かすべきですね。あっという間の完食劇でした。ああ、美味しかった。大将の目の炎、ホンモノでした。大満足。
大山ハッピーロードのはじっこに、新鮮なうなぎの寝床がありました。老舗感はまったくないのですが、この縄のれん見落としてはいけません。人気なので、できれば席の確認をお勧めします。
大将、ごちそうさまでした。
板橋のうなぎ界を引っ張っていって下さいね。

最寄駅 東武東上線「大山」(板橋区)
衛生感・落ち着き度 8
価格設定の適正度 7
料理の味・誠実度 8
好き度・リピート感 6
「
とらじろう」ホームページ
CLIC → http://haro.or.jp/shop/gourmet/torajirouとらじろう (うなぎ / 大山駅、中板橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9