勝負ランチ グルメと散歩、たまにガーデニング。あと、アート。

2019年08月 勝負ランチ

このチャーシューメンを食べずに板橋中華は語れない。ときわ台「香雅」。

     
香雅_中華料理_ときわ台_板橋011叉焼麺(やきぶたそば)
¥750

香雅
板橋 ときわ台


 暖簾が出ていませんが、やってるのかな? 中は灯りがついているようですが…とにかく扉に手をかけてみましょう。カラリ…。お、開いた。あ、営業されて…ます…ね、ますね。良かったです。

香雅_中華料理_ときわ台_板橋05

 厨房内ではご主人と女将さんが忙しそうに調理をしていました。そんな背中が一瞬こちらに目を向け「いらっしゃいませ。」と迎えてくれました。店内にはご近所のお客さんが数組いました。皆さん、暖簾がなくても雰囲気で察して営業中と解るのでしょう。

香雅_中華料理_ときわ台_板橋06
香雅_中華料理_ときわ台_板橋07

 この壁一面のメニュー表をぜひ見て下さい。中国語。これが北京語なのか広東語なのかその他なのかわかりません。その下にカッコで日本語訳が書かれています。ここはMCK(町中華)なのか中国料理屋(飯店)なのかわからなくなりました。佇まいや料理の種類は、MCKですが…ご主人と女将さんは流暢な日本語ですが…。
 特筆は2つ。1つ目は「サッポロ」。これがカッコ内では「みそらーめん」と。ニヤリとします。もうひとつは「叉焼麺」。カッコ内は「やきぶたそば」。そんな言い方あるのかしら。ただ別の壁に別標記で「香雅特製 チャーシュウメン」と書いてあります。ではその特製をいただきます。あと…チャーハンも…。

※ この時、私は暗い壁に貼られていた表示を見落としていた…。

「叉焼麺(やきぶたそば)=香雅特製 チャーシュウメン」¥750

香雅_中華料理_ときわ台_板橋01

 おおお。すごいチャーシューだぞ。ブ厚くてデカいチャーシューが3枚も! これ美味そうだ。絶対自家製ですよ。
 スープは、タレはいわゆる醤油ダレでスープは中華スープですが動物系の出汁が混ざっているように感じます。麺は多加水中細ちじれ中華麺。王道というか鉄板の組み合わせです。期待通りの旨味です。

香雅_中華料理_ときわ台_板橋02

 さてチャーシューは…美味いっ! 肉部も脂身も浸けダレがしっかり染み込んでいます。チャーシューの手本のようなチャーシューです。ブ厚くても柔らかい。肉であることを押しつけない。デカくて厚いだけのチャーシューがウリのラーメンとは一線を画します。このスープとこの麺にはこのチャーシュー。一人歩きしていません。
 この感覚は…志村坂上「味平2号店」のチャーシューと同じ感覚です。あのチャーシューも自家製ですごく美味しいんです。

※ ところで。家に帰って写真を見直していると、奥の暗い壁に何やら紙が貼られています。在店時も気がついていましたが暗くて読めなかったのです。「味とコクをアップ 背脂入りをぜひどうぞ」と書いてありますよ! これを口頭で伝えないと背脂は入らないんですよ! コクをアップできたのに! 不覚! 実に不覚! 無念残念。

「汁錦炒飯(やきめし)」¥650

香雅_中華料理_ときわ台_板橋03

 おそらく300g近くあると思います。私は「チャーハンを」と伝えただけですが、おそらく「汁錦炒飯」が提供されたと思います。「什錦炒飯」とは金華ハム入りと思いますが、「汁錦炒飯」は普通の五目チャーハンでしょうか。
 これも美味しそうです。レンゲを挿すと、パラパラ寄りのしっとり系です。しっとり系は、油を多めで炒めるとしっとりに感じますがそういうことではなくて、お米の水分量の方に重きがあります。下手するとベチョベチョになってレンゲにご飯がベットリくっついてしまうものも実際にあります。こちらのチャーハンは、ご飯の水分適量、油かなり少なめ、空気量は普通。お米とお米の間の粘着度が低く、食感はパラパラに近いんです。

香雅_中華料理_ときわ台_板橋04

 で、美味しいんです。塩こしょう控えめですがこの食感には適度な塩加減。卵がいい甘さ。そして、ナルト入り。
 老練のチャーハンです。安定のチャーハンです。次世代に伝えるべきチャーハンです。

 背脂を入れ忘れたのは私の責任。それ以外は大満足のお店でした。ご主人の味を求めて客が続々入店してきます。まだまだ紹介されていない名店はたくさんあります。ごちそうさまでした。ああ美味かったー。

最寄駅 東武東上線「ときわ台」(板橋区)
衛生感・落ち着き度 4
価格設定の適正度  8
料理の味・誠実度  8
好き度・リピート感 8

香雅中華料理 / ときわ台駅中板橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.8



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大阪くいだおれ有終の美。避けては通れない人気店「春駒」の絶品寿司。

     
春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪012殿堂メニュー
上うなぎ
¥450

春駒
大阪市北区天満


 熱中症気味で具合が良くない。しかしこんな時に限って奇跡が。「春駒」に誰も並んでいない。長蛇の列だから諦めよう、という引導を渡して欲しかったが、入店への弊害は何もない。後で救急車で運ばれるより「春駒」に入らない方が後悔するだろう。だから私は扉を開けるのだ。
 ちなみに、平日13:00の出来事だ。

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪07

 ほぼ満席だがカウンターのすき間に座らせてもらった。カウンター内には大勢の職人がいる。カウンターにある紙にオーダーを書いてこの職人たちに渡すシステムらしい。一見客にも職人たちは優しい。

 とにかくビールを飲まなければ死んでしまう。明らかに水分不足による健康不良だ。瓶ビールからコップに急いで注ぎ、飲む、飲む。…。…。う、うまあああい! たったこのコップ一杯で、身体も心も食欲もすべて復活した。ビールは、薬である。お店に入る決断を下した自分を、今こそ褒めよう。

 さあさあ、何をいただくか。2貫縛りか…、ヤムカレーを食べたばかりなのでさすがに欲張れない。5種10貫が限界だろう。どの5種にするか、間違える事はできない。真剣勝負。メニュー表とにらみ合う。待てよ、黒板メニューを見落とすな。ふむ、さて、ん、ようし…。メモにまず3種を書いて職人さんに手渡す。ふうううっ。

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪03

 醤油皿はない。隣を見ると、テーブルに置いてある四角い箱の中のタレを、刷毛で自分でネタに塗るらしい。自分も握りの作業に参加してる気分になれて、ものすごく楽しい。
 すぐに握りが出てきた。速い。

「しまあじ」¥400
「はまち」¥300

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪02

 なんでしょう、このプリプリの歯応えは。歯が押し戻されるかのような超引き締まった弾力。まるでアスリートの身です。味もボヤけてない。これでこの価格かー!

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪05

「とろ」¥400
 中トロですが、脂がのった赤身のようにさっぱり上品なトロです。とろけますね。本マグロかと察します。美味い。

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪06

「上うなぎ」¥450

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪01

 うなぎ寿司は初めて食べるかもしれません。隣の客が「ここのうなぎは違うんだよ。素材も焼き加減も。」と話していたので、「穴子」を消して慌てて書き換えてオーダーしました。
で、美味いっ!この際どこ産かは問いません。うなぎは産地より育ち方と調理の腕、と思い込んでいます。このうなぎは、ヤバイ。

「赤貝」¥400

春駒_天神橋筋_寿司_海鮮_大阪04

 最後は赤貝でシメ。一貫は身、一貫はヒモ。なめらかですね。コリコリというよりモリモリという音です。美味いわあ。
 どれもこれもいちいち美味しい!

 良かった、無理して来て。他にも、えんがわ、平目、はまち、穴子、生海老など、一度メモに書いてから二重線で消したものも多いです。吟味中の吟味。カレーとか食べずに直行するべきだった。だって、どうせ長蛇の列で入れないと思ってたから…。
 暖簾をくぐっていなかったことを想像するとゾッとします。そしてこの価格、このサービス。さらに並ばなかったことが好印象です。キングオブラッキー。おかげで、体調が万全以上に戻りました。
 馬は春に馬齢を重ねることが多いのですが、私は大阪の夏に死にかけました。命の店、「春駒」。またいつか助けて下さい。いやー。最強の寿司屋ですね。ほんとうにごちそうさまでした。

最寄駅 JR大阪環状線「天満」(大阪市北区)
衛生感・落ち着き度  5
価格設定の適正度  10
料理の味・誠実度   9
好き度・リピート感 10

春駒寿司 / 天神橋筋六丁目駅天満駅扇町駅

昼総合点★★★★ 4.5



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内地丘陵にレーダー反応あり。「西海」のヘルメットチャーハン。

     
西海_中華料理_赤塚_板橋_チャーハン021ヘルメットチャーハン
¥800

西海
板橋 赤塚


 昨日バスの中から偶然見かけた「西海」に駆けつけました。「西海」といえば本宮ひろし「男一匹ガキ大将」の舞台となった西海村(石川県?長崎県?大阪府?謎です)のことが思い浮かびますが、お店の方はネイティブのようなので、このお店は北京区内の西海=Xi Hai(シーハイ)のことかと察します。ただ、もし韓国の方だとするともっとセンシティブな問題でしょう。屋号を掘り下げることは時に歴史や思想を伴う重要な研究テーマとなります。
 重い話は置いておいて、とにかく私はMCK(町中華)が大好きなので、この陸の孤島といわれる赤塚6丁目まで車を飛ばしてきました。

西海_中華料理_赤塚_板橋_チャーハン04

 13:00。休日の昼下がり、客はまばら。しかし壁のメニューがものすごいにぎわいを演出して、閑散とした雰囲気ではありません。壁メニューを確認した後、落ち着いてテーブルのメニューブックをめくります。
 丼ものが惹かれますね、回鍋肉、焼肉、麻婆など、なんでもライスにぶっかけてくれるようです。しかし私は「チャハ男」。惹かれたのは「レタスチャーハン」です。…ん? これは? ホール担当のママにたずねました。「ヘルメットチャーハンって、どんなんですか?」「チャーハンに卵焼きがかぶさっとるチャーハンす。」むううう。それ。それ下さい。お願いします。

「ヘルメットチャーハン」¥800

西海_中華料理_赤塚_板橋_チャーハン01

 すごい! オーダーから1分かからず配膳です! 作り置きではありませんよ。ご主人のものすごいスピーディな仕事です。驚きました。

西海_中華料理_赤塚_板橋_チャーハン02

 これか、ヘルメットは。卵焼きがヘルメット役です。この卵焼き、油を纏っています。つまり油の熱で一気に固めた卵です。調理が速いわけです。
 ちょいと卵をめくり上げてみます。妙にドキドキします。おわっ。期待通りの純白のチャーハンがっ。いただきますっ。
 チャーハンもおそらく油多めで一気の加熱で作り上げたと想像できます。そして、これがすげえ美味い。油が多い料理は美味しいんです。和食は別ですが。チャーハンにも卵はちゃんと混ざっています。それがチャーハンですからね。プラス、ヘルメット卵焼きなので、全体的に甘さがあります。チャーハンはもちろんしっとり系です。チャーシューではなくハムです。

西海_中華料理_赤塚_板橋_チャーハン03

 オムライスの楽しさとチャーハンのおいしさが連立しています。これはいいですね。ヘルメットにして良かったです。楽しい+美味しい。文句無し。

 いやあ美味しいチャーハンでした。「ヘルメットチャーハン」、その名はきっと忘れません。これを食べるには、この内陸までなんとか辿り着くしかありません。データでは駐車場2台となっていますが、3台分ありましたよ。早い者勝ち。
 ごちそうさまでした。

最寄駅 東武東上線「成増」(板橋区)
衛生感・落ち着き度 5
価格設定の適正度  8
料理の味・誠実度  7
好き度・リピート感 7

西海中華料理 / 下赤塚駅成増駅地下鉄赤塚駅

昼総合点★★★☆☆ 3.8



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自分史上三指に入る好きな店。至福の楽園「八重勝」。

     
八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_011牛肉串かつ
¥300

八重勝
大阪 新世界


 大阪に来る意義はここ「八重勝」に集約されます。今回で4度目の訪勝です。初めて夜に来たのですが、並んでますねー! 間に一件挟んで、少し列が短くなったの見計らって、いよいよ並んでみました。ああ、楽しみ。新世界も最近はホントに外国の方が多いですね。

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_08

 このお店のどこが好きなのか。店員が多いこと、店員のぶっきらぼうながら実は優しい対応、カウンターで串カツを揚げる劇場を目の当たりに出来ること、ころもが薄いのでオーダーしたらすぐに提供されること、ソースが少し辛味であること、ころもがそのソースを肌身離さず染み込ませてくること、そして…素晴らしく美味しいこと。あと、朝10:30からやっていること、油もころもも重くないので朝ご飯にも適していること、だからたくさん食べられること、ビールが冷えていること、安いこと、新世界で飲んでいることを実感できること…などなど挙げればキリがありません。

 並ぶこと10分。八重勝は独り客だからといって一つ席が空いても入店はできません。公平に順番を待ちました。

 いよいよカウンターへ。まるで高級なストリップでも見に来たかのような高揚感と罪悪感。また来ちゃった…。ストリップ、行ったことありませんが。
 両隣とも初来店客らしいので、偉そうにレクチャーをしてしまいました。興奮を共有したかったんです。

で今夜いただいたのは…

・牛肉串かつ ¥300

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_02

・なすび ¥100
・チーズ ¥150

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_01

・玉ねぎ ¥100

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_06

・玉子 ¥100

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_04

・きす ¥300

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_03

・ウィンナー ¥150

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_05

 二軒目にしてはたくさんいただきました。先ほども述べたように、重くないのでスイスイ胃に入っていくんです。
 しかし幸せな時間はそう長くは続きません。いよいよお腹が一杯になってきました。ああ…今夜はこれで終わりか…。残念でなりません。また次いつ来られるかわからない。遠距離恋愛の苦しみ。後ろ髪引かれてお勘定です。ああ…ショーの終わり

 でもここはどんどん若い店員が引き継いでいるので、閉店してしまう恐れは少ないです。そこだけが頼みの綱なんです。
 私にとってのディズニーランド、新世界「八重勝」。今回もありがとう。素晴らしきこの世界に。

八重勝_大阪_新世界_串カツ190804_09

最寄駅 地下鉄御堂筋線「動物園前」(大阪市浪速区)
衛生感・落ち着き度  8
価格設定の適正度  10
料理の味・誠実度  10
好き度・リピート感 10

八重勝串揚げ / 新今宮駅前駅動物園前駅新今宮駅

夜総合点★★★★★ 5.0




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撮影禁止ディープゾーンの番頭、立ち飲み「ホルモン やまき」。

     
やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き011キモ
¥70

ホルモン やまき
大阪府 今池 西成


 知旅の恥はかき捨て。阿倍野から今池を歩くと驚きの連続だった。新しい高層マンションが乱立し、そのエリアを抜けた一段低い土地には日本最大級の「遊郭街」、その名も「青春通り」だ。全ての小屋のトビラは開け放たれ、私が通ると店頭座敷に観音のようにおわします若い娘さんからお誘いがかかる。如来ではなく女来である。このお声掛けが百数メートル数十軒続き、さすがに我慢負けしてフラッと身体が傾きそうな頃に飛田本通商店街に突き当たる。この遊郭道と並行するのは軒並みシャッターが閉まったアーケード、新開筋商店街。ここから先、元気なのはカラオケ居酒屋。これもすごい店舗数が軒を連ね、そして全てのカラオケが稼働し、店々からはおっちゃんたちの元気な歌声が聞こえてくる。真っ昼間から街には活気があふれる。その先の今池駅周辺に出ると、今度はホルモン焼き屋が多くなる。さらに真っ直ぐ進むと萩之茶屋商店街の入り口に、のぞかずにはいられない鉄板焼き立ち飲みがあった。

 後に知ったことだが、ここから先の地区は写真撮影をしてはならないエリア「あいりん地区(釜ヶ崎)」。それってここだったのか。危なく知らずに胸からカメラぶら下げて闊歩するところだった。どうなっていたか…想像がつかない。旅の恥はかき捨て、どころではすまないだろう。様子を見に少し立ち入ったが、確かに旅の者が不用意に観光する雰囲気ではなかった。東京の三谷、泪橋の辺りとはまた違う空気感がそこにはあった。西成とはこの辺りのことだったのか…。

 さて、その入り口にある立ち飲みは「ホルモン やまき」という屋号だ。ここまでは観光客でも大丈夫であろう。屋台スタイルに近い「やまき」の人だかりに潜り込んでみよう。

やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き07

 しかしここも結構ディープ。ご年配の大将が鉄板に次から次へと肉を放る。煙に巻かれるその正体は、一つはホルモン串。テッチャンだ。もう一つは得体の知れない内臓だ。大将の背後に貼ってあるメニューを見れば、食べ物は2種類しかない。「ホルモン」¥70、「キモ」¥70。つまり得体の知れない内臓のかたまりは、レバーだ。

やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き04

 オーダーの仕方は、飲み物をコールすれば大将が出してくれる。缶ビールはちゃんと冷蔵庫から出される。次いで「ホルモン」は自分で「もらうよ」などと申請して自分で鉄板から串を取り上げる。食べ終えた串は自分の前に置いておくルール。

やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き06

 「キモ」は大将に伝えなければ食べられない。伝えると、レバーのかたまりの山から大将が一欠片取り出し、ヘラでいくつかにカットしてくれ、それが目の前の鉄板に差し出される。これを串で刺していただく。要するに、串の数で勘定している。

やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き02
やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き01

 自分の近くにあるタレにどぶっと漬けていただくようである。このタレ、見ていると、一味唐辛子、にんにくが時折大量投入されている。命のタレ、である。これに串やキモを一度くぐらせていただく。
 あっ。うむっ!これは!美味いっ!特にレバー。いや、キモ。この雰囲気が後押しをしていることもあるが、シチュエーションが変わっても絶対に美味いぞこれは。ただ、なんとなくこのキモはレアでは食べてはならない気がする。この下味のタレと、鉄板での焼き具合と、漬けダレの三拍子揃ってこそである。参った。

やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き05
やまき_ホルモン_立ち飲み_今池_鉄板焼き03

 今日はおそらくいつもに比べて客が少ないのではないか。この強烈な熱射日。逆に私には運が良かったといえる。普通に自分のペースで滞在できたから。
 大抵の客は20分と滞在しない。チャッと食ってチャッと帰る。ご常連は新参客や大将との輪を大切にしながらようしゃべっている。大阪らしい雰囲気だ。大将は黙々と焼いているがやはり大阪人、たまにご常連に「なんでやねん」とか「あるかいな」とか小声ではにかんでツッコんでいる。

 今池の番人「やまき」。ここから先は大人の世界だ。私は先へは進めない。なぜなら入口に「やまき」があるから。

最寄駅 阪堺電気軌道「今池」(大阪西成区)
衛生感・落ち着き度 4
価格設定の適正度 10
料理の味・誠実度  8
好き度・リピート感 8

やまき 今池店ホルモン / 今池駅今船駅萩ノ茶屋駅

昼総合点★★★★ 4.1



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サラダふわッ。ロースほろっ。ムースふわっ。「メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ」。

     
メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ011豚肩ロース4時間煮込みセット
¥1,500

メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ
飯田橋 神楽坂


 祭りを夜に控える雨上がりの神楽坂、ここは日本のモンマルトル。赤城神社や毘沙門天に人々が集い始めています。「とんかつ あげづき」の向かいの小径を入ると涼しげなテラスをたたえるオステリアがありました。「メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ」。メニューを見るとフレンチのようです。

メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ06

 フランス語ネイティブのイケメン店員が多いからか店内は98%女性客、神楽坂のお洒落女子がすべて集結していると思われます。そしてオシャレに炭酸水とかオーダーしてるんです。私が不運にも4日間続けて蹴られてしまった「とんかつ あげづき」とか間違っても行かなそうな方ばかりです。でも会話の中身は焼き肉食べ放題の話やガリガリ君の話など、一般的な生活者だとわかって一方的に仲間意識が芽生えました。「とんかつ あげづき」もいいですよ、皆さん。

メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ03

 サラダがボウルで配膳されました。バゲット添え。フォークを挿し入れると、なんとフワフワな野菜だこと! レタス、フワフワのシャキシャキ。そしてドレッシングも酸味を抑えて美味しい。しかもバゲットによく合うドレッシング。これはときめきます。

「豚肩ロース4時間煮込みセット」¥1,500

メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ02

 メインの肉塊が来ました。おお、女子たちの目を釘付けにしましたよ。ああ恥ずかしい。恥ずかしい肉塊。
 プレートの周囲にはマッシュルームとマッシュポテト。マッシュのスマッシュプレート。その中心に肉塊。豚肩ロースを4時間煮込んだものだそうです。
 ナイフを入れると、いやフォークを挿すだけで繊維に沿ってホロホロと形を崩していきます。崩れた肉はまるで高級なコンビーフ。肉そのものは抑えめの味。周囲に掛けられたソースも控え気味。味より存在としての個性。なので、ロースそのものの旨みがダイレクトに舌に乗ってきます。美味しい…。もちろん柔らかい。

メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ01

 そうか、フレンチはライスがないのか。さっきの美味しいパン、全部食べちゃった…。ではライスがわりにはマッシュポテトを代用します。うむ、上手く肉肉しさを和らげてくれます。
 マッシュルームも美味しいです。これのソースが一番味が濃いです。プレート全部、うまっ。

 柄にもなくデザートをオーダーしています。しかしちょっとしたアクシデントがあり、私はまったく構わないのですが、オーナーでしょうか、流暢な日本語のイケメン店員が気を利かせたサービスをして下さいました。逆に申し訳なく思って断ったのですが、結局お言葉に甘えました。
メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ05

 で、チョコレートムースをいただいたのですが、これがまた美味い。フワフワ。トッピングのチョコチップとナッツが絶妙に美味しい。普段はデザートなど食べないのですが、ランチデザートの醍醐味が理解できました。なるほど、デザートが好きな女子の心持ちが少し理解でしました。

メゾン・ド・ラ・ブルターニュ_神保町_フレンチ04
 
 入店から会計まで、対応やサービスがさすが神楽坂のフレンチなんです。素敵なお店です。
 たまには天丼とかとんかつじゃなくて、こういう洒落たフレンチランチもいいですね。そろそろ梅雨も明けるし、「いつも」と違うことをやってみるのもいいですね。ごちそうさまでした。
 神楽坂のお祭り、盛り上がるといいですね。

最寄駅 JR「飯田橋」(新宿区)
衛生感・落ち着き度 8
価格設定の適正度  8
料理の味・誠実度  8
好き度・リピート感 8

メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ」HP CLIC → http://www.wine-bourgogne.com/

メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュフレンチ / 飯田橋駅牛込神楽坂駅神楽坂駅

昼総合点★★★★ 4.0



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オビキン

Author:オビキン
真冬でもキンキンに冷えたビール。

Gourmet
★殿堂メニュー
悶絶メニュー。何度でも食べたい逸品。
グルメ度数 10点満点
●衛生感・落ち着き度 → 居心地や対応の良さの度合い
●価格設定の適正度 → 素材や調理法と価格の釣り合い
●料理の味・誠実度 → 美味しさと作り手の誠実さ
●好き度・リピート感 → その土地に再訪する時の高揚感
Gardening
 庭やコンテナのガーデニング、野菜栽培の記録や、園芸店の紹介をします。自庭の花場は日陰なのでかなりシブい植物ラインナップです。寄せ植えが得意分野です。
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 展覧会の鑑賞メモ、おススメ美術館、お気に入りデザイングッズなどを紹介します。
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 散歩や旅の記録です。過去の分もさかのぼって順次アップします。

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