オムライス¥1,620EDOYA麻布十番もともと
麻布十番は小さな集落でしたが、江戸時代に大名や武家の屋敷が並ぶようになり、商家も栄えてきました。しかし先の大戦で全域焼失したそうです。戦後の焼け野原から早々復興し、劇場や寄席ができ、
麻布十番商店街は1957年にはすでに原型ができたようです。現在は富裕層が生活する街といわれていますが、もともと古くからある町人文化の街なんですね。
さて、
エドヤという洋食屋さんに来訪です。カウンターの上には「since1954」と書いてあるので、60周年を迎えた老舗洋食屋さんです。戦後9年目にいち早く開店したということですね。丹念な仕込みと職人技の調理で地域住民の胃袋を支えてきました。
混雑しているので、看板メニューの
オムライスは時間がかかりそうです。しかしそれを食べにきたので妥協しません。
オムライスをオーダーしました。
20分ほど待つと、出てきました。こちらの
オムライスは、ナイフでセンターをピローっと切って開くタイプのものではありません。そのままいただきます。あの儀式はわずらわしいので、これでいいと思います。
たまごがふわふわ。デミグラスソースは甘さを感じるやさしい味。ライスからケチャップらしき酸味はほとんど感じない、上品な味付けです。流行に左右されないトラディショナル仕立ての料理です。美味しいです。
もうひとつの看板メニュー、
カツレツも食べてみたかったですが、次への楽しみにしておきます。
カツレツのスペルって、cutletなんですね。初めて知りました。
平均的にもう200円押さえてくれたらありがたいのですが、それはしょうがないでしょう。
麻布十番はこういう老舗が何件もあることがうらやましい。商店街の各店舗は気取ってないのもいいですね。


最寄駅 メトロ南北線・都営大江戸線「
麻布十番」(港区)
訪問時間 12:10
待ち時間 0分
衛生感・落ち着き度 8
価格設定の適正度 6
料理の味・誠実度 8
好き度・リピート感 6
EDOYA (洋食 / 麻布十番駅、赤羽橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9