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水戸芸術館 2015.12.20

     
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茨城県水戸市







澄清の冬空に誘われて、水戸までやってきました。水戸芸術館は初訪問です。大震災の時に、象徴的な揺れの画像としてよく放映されたタワーがランドマークです。1990年3月に開館、設計は大御所・磯崎新です。

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このタワーには昇ることができます。上昇料200円は高いか安いか。

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窓の方角が悪く、富士山の方角には窓はなく、筑波山もギリギリです。しかし、天気がいいので気持ちいい眺めです。

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さて、タワーから芸術館へ移動します。中庭正面のカスケードは、緊張感ある巨大な岩の噴水芸術。ワイヤーで釣られています。

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現在は「3.11以降の建築展」です。伊東豊雄、坂茂、石山修武ら建築家の取り組みや、日建設計、みかんぐみなど設計集団の取り組み、東京R不動産などの活動が紹介されています。

また、知人の瀬尾夏美さんの展覧会も行われていました。偶然です。彼女は昨年「VOCA展」の最優秀賞を受賞しました。画壇に縛られず、幼い頃からの「お絵描き」の延長で描かれた絵は、重要なテーマがあたたかく伝わってきます。


芸術館のセンターホールでは、パイプオルガンの演奏に多くの聴衆が聴き入っていました。荘厳な音が響きわたります。

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最寄駅  JR水郡線・水戸線・常磐線「水戸」(茨城県水戸市)

CLIC →「水戸芸術館」ホームページ
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市原湖畔美術館

千葉県市原市


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高滝湖は1990(平成2) 年にできた人造湖、つまりダム湖です。1995(平成7)年11月には、湖畔に「市原市 水と彫刻の丘」がオープンしました。2013年4月27日に圏央道「市原鶴舞IC」が開通したことと、老朽化した建物の改修にともない、2013(平成25)年8月に「市原湖畔美術館」がオープンしました。
オープン当初から、建築やロゴ、サインが話題となっていたので、訪れてみました。

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設計は「カワグチテイ建築計画」。川口有子+鄭仁愉の秀作です。2015年度「日本建築学会 作品選新人賞」をしています。注目の建築集団ですね。
外観も内装も、コンクリ打ち放しをむき出しにしている壁体部分と、壁面に表面を荒ヤスリした波形ステンレスで覆われた部分があり、その質感自体は特に新鮮さは感じません。しかしアプローチも内部空間も、二次曲面を多用したり吹き抜けで縦構造の空間繋ぎがあったり、冷たさはあまり感じません。照明も暖かさを感じます。

マーク、ロゴ、サインのデザインは、日本デザインセンターの色部義昭氏主宰「色部デザイン研究室」です。キューブドットを集合させたモダンなサインです。こちらはクールな印象を与えていますが、書体の骨格やピクトグラムがかわいらしさを持っていて、やはり暖かみを感じます。

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屋上は開放的ではありませんが、実験的な作品が設置されていて、ミュージアムであることを忘れさせません。

ちょうど、デザイン界の巨匠、浅葉克己氏の展覧会が行われていました。CLIC →展覧会レビュー


最寄駅  小湊鉄道「高滝」(千葉県市原市)

CLIC →「市原湖畔美術館」ホームページ
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特殊東海製紙

静岡県三島




「原弘と日本のタイポグラフィ五十年展」を観に遥々やってきました。三島駅からバスまたはタクシーで数分です。
建物は坂茂氏の設計、ロゴデザインやネーミングは田中一光氏、といったぜいたくなキャスティングで、2002年にオープンしました。

原弘氏は、1921(大正10)年に東京府立工芸学校(現・東京都立工芸高等学校)の印刷科を卒業し、そのまま同校の教諭に就任。1941(昭16)年3月まで同校で教鞭をとり、東方社に入社することになりました。今では考えられませんが、教員が現場で研究を行なえた時代です。活版印刷、タイポグラフィ、エディトリアル、ロゴタイプ、マークなど、グラフィックデザインに関する幅広い実験・研究・業務を行ってきました。大学と同じレベルの研究が、高校で行なわれていました。

1932(昭7)年には、原弘を中心に都立工芸高校(当時府立工芸学校)印刷科出身のデザイナー達が「東京印刷美術家集団」を結成しました。ちなみにその3年後に、都立工芸高校のライバル校、神奈川県立工業学校(現・県立神奈川工業高校)図案科の出身者で「中央図案家集団」が結成されました。また芸大や多摩美の出身者が続けて団体を立ち上げ始めることになり、そして、すでにトップデザイナーであった山名文夫が代表を務める「東京広告美術協会」など多くの団体が結集し、1936(昭11)年に「全日本商業美術連盟」結成され、大御所・杉浦非水が委員長となっています 。余談もいいとこですが。

東京都文京区の印刷博物館近くにある嘉瑞工房では、今でも原氏が研究に使っていた活字を保管してあります。現在は嘉瑞工房は3代目の髙岡昌生氏が代表となっていますが、私の名刺は髙岡氏に活字を組んでいただいて印刷したのものです。自慢です。

原弘氏の功績を、こんなブログで書くのか? やめておきます。莫大な時間と巨額の研究費を持ち合わせていません(笑)。

展覧会で印象に残ったのは、梶 祐輔がCDを務めた電通の「JR」のCIマニュアル、原弘氏が手書きでロゴデザインしたであろうポスターの数々、その中の国立近代美術館関連の「京橋交叉点 脇」という文字、雑誌「FRONT」です。今回、もしかしたら私は雑誌「FRONT」の実物を初めて肉眼でみたかも知れません。
JRのCIマニュアルは、手に入らないだろうか。もっと多くの方にいろいろな場面で見せてあげたいです。

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坂茂氏が設計したPam。明るい開放感ある空間取りをしながらも、ガラスの重なりあいから重厚感も感じられます。水平垂直を活かした造形は、加工前の無垢の紙を意識しているかのようです。トイレの位置に遊び心がありました。ただ、紙を扱うショールームとしては、なるべく日光の乱反射を防いで紙の劣化を止めたいところではないでしょうか。

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タント紙がこちらで開発されたとは知りませんでした。原弘氏や田中一光氏も、東海製紙と共同で紙の開発研究にあたったそうです。東京では残念ながら東海製紙の名前はまだまだ知名度が低いので、この展覧会はぜひ東京でも開催していただければと思います。

最寄駅  JR・伊豆箱根電鉄 駿豆線「三島」(静岡県)

CLIC →「Pam」ホームページ
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熱海






熱海の山の上に建つ、岡田茂吉が創設した財団による美術館です。岡田茂吉自信も芸大で絵画を学び、芸術への審美眼は優れています。若干宗教的な香りがしますが、複数の国宝をコレクションしています。展示方法も優れていると思います。
設計は柳澤孝彦、竹中工務店出身です。山の起伏とオーシャンビューを活かした立体感ある建築です。
庭にある茶室の設計は江守奈比古。

今回で4回目の訪問です。今回は尾形光琳展、300年忌の節目の展覧会です。根津美術館から「燕子花屏風」を借りて来て、所蔵品の国宝「紅白梅図屏風」と向かい合わせて展示するという贅沢な展示です。
気がついたのは、燕子花図をしばらく眺めた後に梅図屏風を見ると、あれだけ絢爛に見えた梅図屏風がかなりシブく感じました。燕子花図からは西洋またはメキシコかあるいは中近東か、どこか異国の艶やかさを持っています。構図と色彩の関係がそう見えるのでしょう。

岡田茂吉はMIHO MUSIUMも創立しています。日本の宝の多くは、財力と審美眼のある方に守られているのです。

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                       初島、奥に大島が見えます
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最寄駅  JR「熱海」(静岡県)

CLIC →「MOA美術館」ホームページ
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千葉県佐倉





大日本印刷(DIC)の蒐集品を展示するために開館しました。常設だけでなく、モダンアートを中心とした企画展も魅力である。バスか車が便利な陸の孤島とも言えるところにある。

アプローチには大きな池があり、白鳥などが優雅に浮かんでいる。中に入ると、エントランスにはステンドグラス。

順路の始めの方は、17世紀のレンブラントとはじめ、印象派のモネ、ルノワール、シャガール、キュビスムのピカソ、ブラック、ロシアアバンギャルドのマレービッチ、現代抽象のポロックなど、お腹が一杯になるほど著名作家の作品がずらり。

今回の企画展は五木田 智央展。写真撮影可でした。モノクロームの面を活かす表現技法が印象的です。下書き無しのドローイングやグラファイト技法の表現から、緊張感が生まれます。

駅から遠いので、静寂の森の中でこころ静かに鑑賞することができる美術館です。
かなり好きな美術館で、こんなに遠いのに今回で5回目の訪問でした。

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"キャプション"

CLIC →「DIC 川村記念美術館」ホームページ
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